甲状腺機能亢進症と甲状腺機能低下症
今は甲状腺ホルモンも少し落ち着いていますが 9年以上甲状腺機能亢進症の治療をしていることに疑問を持つ方もいて 「手術はしないの?」と聞かれます。 自己免疫疾患は自分でコントロールするのは難しい病気です。
医師からは「甲状腺を切除するならいつでもいいですよ」 と言われています。
ですが迷っていました、なぜなら全摘術をしても自分の望むような状態を維持するのはもっと難しくなると思ったからです。
今は亢進症ですが手術をすると真逆の甲状腺機能低下症(橋本病)に入れ替わる可能性があるからです。
甲状腺ホルモンは、全身の細胞に活力を与える働きを持っていて【やる気ホルモン】と呼ばれることもあります。 その甲状腺ホルモン量が少ない状態の事をいいます。 甲状腺機能亢進症と同じ自己免疫疾患になります。
- からだがむくむ
- 首が腫れる
- 食欲がないのに太る
- 皮膚ががさがさする
- 毛が抜ける
- 寒がり
- 生理が不規則になる
- 流産
- やる気がでなくなる
<内服療法> 甲状腺ホルモンを補充するお薬を少ない量から飲んでいただきます。
ホルモンのバランスを見ながら薬を調整していきます。
量さえ間違わなければ副作用の心配はなく飲める薬です。
昔付き合っていた彼氏の職場の奥さんが低下症の方でした。 そのご夫婦とよく食事に行ったのですが いつも奥さんは食事を少量しか食べていなかったのを覚えています。 旦那さんの話じゃ【太る】ことをとても嫌がっているとのことでした。
未だ若く綺麗な奥さんだったので見た目が変化していくことに抵抗が相当にあったと思います。
入退院を繰り返してる話を聞いてショックを受けたのを忘れられません。
もちろん手術をしなくても低下症になる可能性はあります。
亢進症も低下症も根気強く治療をしていくことに変わりはありません。
完治しないのなら亢進症のままでもいいと思い現在に至ります。
薬が効いてるうちはこのままが良いのかも・・・などと甘い考えも入ってますが