いつもなにしてる?

日常の雑記・体験談を書いていきます。

甲状腺機能亢進症(バセドウ病)のお話です

甲状腺とは

からだ全体の新陳代謝を促進するホルモンを出すところでノドボトケの下にあり蝶々のような形をしています。

 

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甲状腺
この甲状腺ホルモンは全身の働きに活力を与える働きを持っていて生きてゆく上で欠かせません。
この病気は女性に多いのが特徴です。 甲状腺ホルモンの分泌が正常でない場合様々な症状が起こったりします。
今日は甲状腺機能亢進症(バセドウ病)の話をします。

甲状腺機能亢進症(バセドウ病

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エコー

甲状腺ホルモンの分泌が活発な時、盛んな状態を甲状腺機能亢進症といいます。
 
症状は
・動悸
・喉の(甲状腺)腫れ
・身体のだるさ ・疲れやすい
・手指のふるえ ・汗の量が多い
・下痢しやすい ・食べても食べてもやせてしまう
・よく眠れない
 
治療方法は
<内服療法>  通常はメルカゾールを1日1~3錠、重症であれば6錠から服用します。 定期健診で血液検査結果で甲状腺ホルモンの値をみながら徐々に減らしていきます。
<外科療法>  大きく腫れた甲状腺を手術で切除して小さくします。 寛解率は40~60%くらいですが、術後に甲状腺の機能が低下し薬を服用しないといけなくなる場合もあります。 外科治療での長所は治療の時間短縮、再発が比較的少ないことです。 短所は傷痕が残ることです。
アイソトープ療法>  こちらは授乳中、妊娠の可能性のある女性には使えません。 甲状腺がヨードを取り組むしくみを利用した治療法です。(放射性ヨードカプセルをカプセルに入れて内服し ます)長所は薬で治りにくい人、副作用が強い人、外科手術後に再発した人、心臓や肝臓の悪い人は適した治 療法になります。 短所は処方できる病院が限られており近くに病院がない場合は遠くまで通院しなければならないことです。 
 
少し硬い感じになりましたが私もこの病気で断薬目指しながら生活を送っております。
この病気は意外と医師にも知られてないという印象を受けました。
それは大部屋に入院した時に出会った方々の話を聞いたからです。 この病院にくるまで6件以上の病院で診てもらったとか、ここにたどり着くまで2年かかったとかetc・・・
総合診療科のある病院で何の病気か分かってやっと不安から解放された方もいました。 この病気は一度罹ってしまうと完治はなく もし検査結果が基準値内になっても半年に1度は検査しなくてはならない病気です。
ですがきちんと医師のいう事をきいて治療してれば死ぬことはありません。(あくまで私の見解ですが)
早く異常に気づき内科で甲状腺の血液検査を申し出ればキツイ症状に悩む事もなくなります。 血液検査も2,000円~3,000円内で済んだと記憶してます。
甲状腺の専門病院ではもう少し費用がかかりますけど確実に身体の不調は回復に向かいます。 なので上記に記載されている症状に当てはまる数が多かったら少し甲状腺の病気を疑ってみて下さい。
 
疑ったら自分から医師に甲状腺の検査をお願いしてください
 
一般の血液検査には甲状腺の検査は含まれませんのでご注意ください。